肩こりについて

つらい肩こりの女性

日常生活ではスマホやパソコン、家事など、前かがみになる作業や姿勢が多いですよね。

 

そうしたことが続くと、本来は重たい頭を支えているからだの前側の筋肉が縮んで硬くなり、頭を支えられなくなってきます。

  

頭の重さは5㎏ほどあるので、それが前に傾くと結構な力で首や肩が引っ張られることになります。

 

 そこで頭の位置を保つために、首や肩が力いっぱい引っ張り返している状態が続くとどうなるでしょう?

 

 当然、首や肩の筋肉が疲れて、緊張したまま硬くなります。

そうすると筋肉に酸素と栄養素を取り込めず、老廃物もたまる一方で筋肉がパンパンに張ってしまいます。

  

そうです、これが肩こりです。

 

肩こりの仕組みの説明図
肩こりの仕組み

 

つまり、肩こりの本当の原因は頭を支えているからだの前側の筋肉が縮んで硬くなり、頭を支えられなくなったことです。

  

肩がこったからと言って、肩だけをしていてもいつまでも良くならないのはこのためです。

  

残念なことに、良くならないまま放っておいてこの状態が続くと、さらに筋肉が硬くなって本来の位置からずれていくために姿勢まで悪くなってきます。

 

ストレートネック、巻き肩、猫背などです。

 

 こうなると自力で慢性的な肩こりから抜け出すことは難しくなってきます。

 

 もっと言うと、頭が前に傾いて首・肩の筋肉が硬くなると、胸腔という肋骨で囲まれた肺や心臓が入っている空間が狭くなります。

 

すると肺や心臓が狭い部屋で仕事をしないといけなくなるために、呼吸が浅くなって疲れやすくなります。

 

 

いつまでも我慢して肩こりを放っておくと

 

姿勢が悪くなる→スタイルも悪くなる、頭痛などほかの症状も出やすくなる

 

呼吸が浅く、疲れやすくなる→集中力がなくなる、したいことをする元気がなくなる

 

など、あなたが本当は望んでいる姿からどんどん離れていってしまいます。

 

 

 

当院の治療は

 

①肩こりの本当の原因であるからだの前側の筋肉にアプローチします。

 

②緊張して硬くなっている筋肉をゆるめることでこりや痛みを取り、酸素と栄養素を取り込んで老廃物が流れる巡りの良いからだにしていきます。

 

③筋肉の緊張をゆるめてから、本来の位置に姿勢を戻していきます。

  

④ご自分でも肩こりの改善と予防が出来るように、セルフケアをお伝えします。

  

 

肩は日常的に負担がかかってくる部分ですし、身についてしまった姿勢の癖などは1回の治療ですぐに改善できるものではありません。

  

しかし、続けていけば必ず今までとは違った心地よい巡るからだになっていきます。

  

当院では根本の原因から改善するとともに、ご自分の健康を守れるセルフケアをお伝えすることで、1020年と続くあなたの健幸作りを本気でサポートします!

 

 

【主催する勉強会での症例】

 

・腕が上がり辛い

 

ご本人に上げてもらうと、写真のような角度でした。

 

まずはまったく施術せず、肘の向きだけを変えてサポートするとご覧の位置まで上がるようになりました。

 

つまり、普段の腕を上げるときの使い方が悪いために、余計に上がり辛くなっているということです。

 

この場合、正しい使い方を知っているだけでも、日常の動作が楽になります。

 

次の写真は、鍼灸施術をした後です。

 

肩回りの硬くなっている部分も含めて、全身的にはりをしています。

 

違いは歴然ですが、この方の場合、姿勢もかなり悪いのでこの状態が続くことはありません。

 

1回の施術の結果は一時的な「変化」に過ぎないので、「改善」され、この状態が「定着」するまでには、継続した施術が必要になります。

 

【主催する勉強会での症例】

 

・ソフトボールをしてから腕が上がり辛くなった。

 

・腕を上げ下げするときに痛みが走る。

 

 

 

ご本人に上げてもらうと、写真のような角度でした。

施術前の可動域
施術前の可動域

 

 

 

今回は施術ではなく、筋肉の性質を利用したテーピングを肩にしました。

 

最初の動画では可動域が変わり、上げるときの痛みも取れましたが、下げるときに痛みがあるということで、追加のテーピングをしたのが2番目の動画です。

 

当院では施術後の状態を維持し、日常の負担を減らすためのテーピングもお伝えしています